トランプ米大統領は4日、イランによる攻撃で米兵に死者が出た場合、「即座に行動を起こす」と述べ、戦闘再開の「十分な理由になる」と警告した。ホワイトハウスでの記者団との会見において、イラン国内の濃縮ウランを回収する作戦について、イラン側との合意は不要との認識を示した。
濃縮ウラン回収作戦の検討
トランプ氏は、戦闘の初期段階で濃縮ウランの回収作戦実施を「検討した」と主張。しかし、約2週間にわたる大規模な作戦が必要で、米軍にも犠牲者が出る恐れがあるため、見送ったと説明した。この作戦は、イランの核開発能力を削ぐ目的があったとみられる。
停戦合意後も小規模攻撃継続
米イラン両国は4月8日に停戦合意を発表したが、その後も小規模な攻撃の応酬が続いている。米紙ウォールストリート・ジャーナルは3日、トランプ氏が側近に対し、イランが米兵を死亡させない限り戦闘を再開しない考えを非公式に示したと報じていた。今回の発言は、その方針を公式に確認した形だ。
トランプ氏はさらに、イランが攻撃をエスカレートさせた場合、米国はあらゆる選択肢を検討すると強調。イランに対しては、これ以上の挑発行為を自制するよう求めた。中東情勢は依然として緊迫しており、国際社会は今後の動向を注視している。



