イスラエル軍、レバノン南部で大規模攻撃を実施 ヒズボラ掃討を目的に侵攻拡大
イスラエル軍は13日、レバノン南部において、過去24時間の間に親イラン民兵組織ヒズボラの拠点とされる約150カ所を攻撃したと正式に発表しました。この攻撃は、米国とイランの間で停戦合意が成立した後も継続されており、イスラエル側はヒズボラの掃討を明確な目標として掲げ、レバノン南部での軍事行動を拡大しています。
応酬が続く戦闘と死傷者の発生
ヒズボラ側もこれに対抗する攻撃を行っており、双方の応酬は現在もなお続いています。イスラエルの新聞ハーレツによれば、レバノン南部での戦闘中にイスラエル軍の車両が横転する事故が発生し、兵士1人が死亡、3人が負傷しました。これにより、3月に交戦が再開して以降のイスラエル兵の死者数は13人に達しました。
米国仲介の外交会合が開催 停戦協議は難航
イスラエルとレバノンの駐米大使は14日、ワシントンにおいて、ルビオ米国務長官の仲介の下で会合を開きました。ルビオ氏はこの3カ国会合において、ヒズボラの影響力を排除するための枠組み構築に強い意欲を示しました。しかし、イスラエル政府の報道官は事前に、ヒズボラとの停戦については「話し合わない」と説明しており、協議の焦点はヒズボラの武装解除やイスラエルとレバノン間の和平に向けた具体的な措置に置かれると語りました。
一方、ヒズボラの指導者であるカセム師はテレビ演説で、「イスラエルとの協議は降伏を意味する」と強く述べ、レバノン政府に対して協議に臨まないよう求めました。この発言は、和平交渉に対するヒズボラ側の頑なな姿勢を浮き彫りにしており、今後の外交的解決に向けた道筋は依然として不透明な状況が続いています。
地域全体の緊張が高まる中、国際社会からの関心も集めており、今後の展開が注視されています。



