イスラエル軍がガザを空爆、死者11人…停戦合意後600人超え、緊張再燃
イスラエル軍ガザ空爆、死者11人…停戦後600人超え

イスラエル軍がガザを空爆、死者11人…停戦合意後の死者数600人超え

【カイロ=溝田拓士】イスラエル軍は15日、パレスチナ自治区ガザを空爆し、ロイター通信によると少なくとも11人が死亡した。ガザ保健当局の発表では、イスラエルとイスラム主義組織ハマスによる昨年10月の停戦合意以降の死者数は600人を超え、地域の緊張が再び高まっている。

停戦違反への対応と主張、ハマスは反発

イスラエル側は今回の空爆について、ハマスによる停戦違反への対応だと主張している。これに対し、ハマスは強く反発しており、双方の対立が激化する様相を呈している。この空爆は、脆弱な停戦合意が崩れつつあることを示す新たな兆候として国際社会の注目を集めている。

ネタニヤフ首相、地下トンネル破壊を強調

イスラエルのネタニヤフ首相は15日、総延長500キロと推定されるハマスの地下トンネルの約3割を解体したことに触れ、「任務を完遂する」と述べた。首相は全てのトンネルを破壊する考えを強調し、軍事作戦の継続を明言した。この発言は、イスラエルがガザでの活動を強化する姿勢を鮮明にしている。

ガザ地域では、昨年の停戦合意後も小規模な衝突が断続的に発生しており、今回の空爆は死者数の急増を招いた。国際的な監視団体は、人道危機の深刻化を懸念し、即時的な停戦の再交渉を呼びかけている。地域の安定に向けた外交努力が求められる中、今後の展開が注視されている。