ロシア、ウクライナ東部で新たな攻勢 戦闘激化の兆し
ロシア、ウクライナ東部で新たな攻勢 戦闘激化

ロシア軍は29日、ウクライナ東部の複数の地域で新たな攻勢を開始し、戦闘が激化しています。ウクライナ軍の発表によると、ロシア軍はドネツク州やルハンシク州で大規模な砲撃と地上攻撃を仕掛け、ウクライナ側の防衛線を突破しようと試みています。

激化する戦闘

ウクライナ軍参謀本部は声明で、「敵は東部戦線全体で攻撃を強化しており、特にバフムートとアウディーイウカ周辺で激しい戦闘が続いている」と述べました。また、ロシア軍は多数の戦車や装甲車両を投入し、空軍も積極的に支援していると報告しています。

これに対し、ウクライナ軍は防衛線を維持しつつ、反撃の機会を伺っているとされています。双方に多数の死傷者が出ており、民間人にも被害が及んでいます。地元当局によれば、少なくとも5人の市民が死亡し、10人以上が負傷しました。

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国際社会の反応

この新たな攻勢を受け、国際社会からは懸念の声が上がっています。米国務省は「ロシアの無謀な行動を非難する」と声明を発表し、ウクライナへの軍事支援を継続する方針を改めて表明しました。欧州連合(EU)も「即時停戦を求める」とし、ロシアに対する追加制裁を検討していると報じられています。

一方、ロシア国防省は「作戦は計画通りに進行している」と主張し、ウクライナ軍の軍事施設を正確に攻撃していると述べています。ロシア政府はまた、西側諸国がウクライナに武器を供与していることが戦闘を長引かせていると非難しています。

今後の見通し

軍事専門家は、今回の攻勢はロシアがウクライナ東部の完全掌握を目指すものと分析しています。しかし、ウクライナ軍の抵抗力は依然として強く、戦闘は長期化する可能性があります。また、冬が近づく中で双方の兵站(へいたん)状況も重要な要素となると指摘されています。

ウクライナのゼレンスキー大統領は国民向け演説で、「我々は決して屈しない。ウクライナの土地の一歩たりとも譲らない」と述べ、徹底抗戦の姿勢を強調しました。国際社会は引き続き緊張した状況を見守っています。

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