ガザ再建基金が空っぽ、米主導の平和評議会に資金拠出なし
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は27日、トランプ米政権が主導するパレスチナ自治区ガザの暫定統治機関「平和評議会」の公的基金が空っぽのままだと報じた。加盟国からの拠出金が全く入っておらず、ガザの再建計画が停滞しているという。
拠出確約も実際の入金なし
トランプ大統領は2月、平和評議会の初会合で、加盟するアラブ首長国連邦(UAE)などの9カ国がガザ再建の初期費用として計70億ドル(約1兆円)以上の拠出を確約したと発表。トランプ氏自身も100億ドルの拠出を約束していた。しかしFTによると、国連の承認を受けて世界銀行が管理する基金には「1ドルも入金されていない」状況だ。
再建事業の入札も不調
また評議会はガザの再建事業に関する入札を募っているが、治安上の不安から契約は1件も成立していないという。国連の試算では、ガザ復興には少なくとも700億ドルが必要とされている。
平和評議会の役割と課題
評議会は米主導のガザ和平計画「第2段階」の柱として創設された。トランプ氏が国連に代わる組織を目指しているとの見方もある。しかし資金不足と治安問題により、再建計画は暗礁に乗り上げている。



