ルビオ米国務長官は2日、イランとの戦闘終結に向けた交渉が長引いていることに関し、イラン側の「内部の亀裂」が一因だと述べ、やりとりが難航していることを認めた。米国の提案に対する回答を得るのに「3~5日かかることも多い」と指摘した。上院外交委員会の公聴会で証言した。イランは対話の停止を表明しており、米側が暫定合意したとする覚書の締結は不透明さが増している。
トランプ大統領の投稿とイラン側の反応
トランプ大統領は2日、交流サイト(SNS)に「イランとの協議は今日も続いている」と投稿し、対話が途絶えているとの見方を否定。協議について「どこに行き着くかは誰にも分からない」とも書き込んだ。
一方、イラン革命防衛隊に近いファルス通信は2日、イランが米国との戦闘終結に向けた覚書締結に関して「少なくとも数日はメッセージを交換していない」と伝えた。情報筋の話としている。
進展の兆しと今後の見通し
ルビオ氏は、イランがこれまで拒否してきた核計画に関する協議に部分的に応じることに同意したと述べ、進展をアピールした。しかし、イラン内部の亀裂や対話停止の表明により、今後の交渉の行方は依然として不透明である。
専門家の間では、イラン国内の強硬派と穏健派の対立が交渉に影響を与えており、早期の合意は難しいとの見方が強い。米国は引き続き外交的解決を模索する構えだが、イラン側の対応次第では軍事行動の可能性も排除できない。



