米軍がイラン施設を攻撃、クウェートで死者
米中央軍は2日、エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡に近いイランのケシム島にあるイラン軍の地上管制施設を攻撃したと発表した。米軍は「自衛」目的であるとし、イランの弾道ミサイルや無人機を撃墜したことも明らかにした。これにより、両者の応酬が再び激化している。
ペルシャ湾岸に位置するクウェート外務省は3日、国際空港などがイランからの攻撃を受け、1人が死亡したとしてイランを強く非難した。クウェート保健省によると、旅行者ら63人が負傷した。被害は空港の天井が損壊するなど、施設にも及んでいる。
湾岸地域で被害拡大、停戦は不安定
米イラン間の停戦が不安定化する中、湾岸で再び被害が発生した。米中央軍によると、イランからバーレーンにもミサイルが発射されたが、迎撃に成功した。一方、イランメディアは、イランがバーレーンにある米海軍第5艦隊司令部など地域の米軍拠点に対して報復攻撃を行ったと報じている。
米中央軍は、米軍への攻撃はすべて失敗したと説明。さらに、ペルシャ湾内にあるイランの石油積み出し拠点カーグ島に向かっていたボツワナ船籍の船舶を攻撃し、2日に航行不能にしたとも表明した。
イラン、バーレーンとクウェートを非難
イラン外務省は3日、自国側への米軍による攻撃の責任はバーレーンとクウェートにもあると名指しで非難した。これに対し、クウェートはイランの攻撃を強く非難しており、双方の非難合戦が続いている。
今回の一連の応酬は、ホルムズ海峡を巡る緊張をさらに高める可能性があり、国際社会は深刻な懸念を表明している。



