アルメニア議会選まで1週間、脱ロシアと和平推進で与党優位も野党苦戦
アルメニア議会選まで1週間、脱ロシア和平推進で与党優位

アルメニア議会選挙、脱ロシアと和平推進が争点に

旧ソ連構成国アルメニアで6月7日に投開票される議会選挙まで、あと1週間となった。パシニャン首相は長年対立してきた隣国アゼルバイジャンとの和平推進と、ロシアからの距離を置く政策を進めている。与党「市民契約党」が過半数議席を維持できるかどうかが最大の焦点だ。

世論調査で与党支持率上昇、野党苦戦

5月の世論調査では、「国が正しい方向へ向かっている」との回答が61%に達し、2月の47%から大きく上昇した。一方、ロシア寄りの野党は苦戦を強いられている。与党「市民契約党」の支持率は32%、ロシアで事業を拡大した実業家カラペチャン氏率いる新興政党連合「強いアルメニア」が6%、親ロシア政党連合「アルメニア」が3%にとどまっている。ただし、未定や回答拒否が全体の44%を占めており、投票行動が依然不透明な部分もある。

議会構成と選挙の行方

現在、議会(一院制、最低議席数101)では与党が69議席を握っている。今回の選挙で与党が過半数を維持できるかどうかが注目される。パシニャン首相は和平プロセスを加速させるとともに、ロシアへの依存を減らす外交政策を打ち出しており、その是非が有権者の判断を左右するとみられる。

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モスクワでは先日、パシニャン首相とプーチン大統領が会談したが、両国の関係はなお緊張状態にある。ウクライナ侵攻を機にアルメニアがEU接近を模索していることに対し、プーチン氏はけん制を強めている。アルメニアの今後の方向性を決める重要な選挙となりそうだ。

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