アサヒ「クリアアサヒ」ビール昇格へ 酒税改正で業界再編が加速
アサヒビールが、第三のビールとして販売されている「クリアアサヒ」の仕様を変更し、通常のビールとして発売する検討に入ったことが明らかになりました。この動きは、2026年10月に予定されている酒税改正を背景としており、ビール類の税率が統一される見通しとなっています。
税率統一で第三のビールがビールに「昇格」
酒税改正では、発泡酒と第三のビールの税率を引き上げる一方、ビールの税率は引き下げられる予定です。これにより、増税となる第三のビールは市場での競争力が低下することが懸念されており、各社が対応を迫られています。アサヒビールは、渋味や雑味を感じさせない滑らかな味わいで消費者から支持を集める「クリアアサヒ」を、税率が下がるビールに「昇格」させる案を検討していると伝えられています。
大手4社が相次いで方針公表 競争激化へ
他の大手ビールメーカー3社は既に、第三のビールをビールに切り替える方針を公表しており、アサヒビールがこれに続けば、業界をリードする大手4社が全て同様の戦略を取ることになります。これにより、ビール市場における競争は一層激化することが予想されます。各社は、麦芽比率などの仕様を調整することで、新たな税率環境に対応した商品展開を進めている状況です。
市場関係者によれば、第三のビールの市況悪化が予測される中、アサヒビールの動向は業界全体の流れを決定づける重要な要素となっています。消費者にとっては、選択肢の拡大や価格変動への影響が注目されるでしょう。今後の展開に目が離せません。



