米国小売売上高、2025年12月は前月比横ばいで市場予想を下回る
米小売売上高、25年12月は横ばいで予想下回る

米国小売売上高、2025年12月は前月比横ばいで市場予想を下回る

米商務省が10日に発表した2025年12月の小売売上高速報値(季節調整済み)は、前月比横ばい圏の7349億6700万ドル(約113兆円)となった。これは金融市場が予想していた0.4%の増加を下回る結果であり、米国消費動向に対する懸念材料として注目されている。

業種別では明暗が分かれる動き

月ごとの変動が大きい自動車及び同部品を除いた売上高も同様に横ばい圏にとどまった。業種別の内訳を詳細に見ると、以下のような特徴的な動きが確認できる。

  • 家具:0.9%減少
  • 衣料品:0.7%減少
  • 電化製品:0.4%減少

一方で、増加を示した業種も存在する。

  1. 建材・園芸用品:1.2%増加
  2. スポーツ用品・楽器・書店:0.4%増加

前年同月比では堅調な伸びを維持

全体の前年同月比では2.4%の増加を記録しており、自動車・同部品を除いた売上高に至っては3.3%増とより高い成長率を示している。このことから、短期的な月次変動はあるものの、中長期的な消費の底堅さは依然として保たれている可能性が示唆される。

今回のデータは、米国経済における消費者の支出動向を測る重要な指標として位置づけられており、今後の金融政策や景気判断に影響を与える要素として注視される。特に年末商戦期の売上動向が予想を下回った点は、インフレ圧力や金利環境が消費行動に与える影響について、改めて分析を促す結果となった。