旧村上ファンド系投資グループ、フジHD株の追加取得可能性を表明
旧村上ファンド系の投資グループは2026年2月13日、フジ・メディア・ホールディングス(フジHD)の株式を追加取得する可能性があると正式に表明しました。この動きはフジHD側の見解と大きく異なっており、両者の間で対立が再燃する恐れが高まっています。
フジHDと村上氏側の見解の食い違い
フジHDは先週の9日、旧村上ファンドを率い、投資グループの運営にも強い影響力を持つとみられる村上世彰氏が、フジHD株を「今後取得することはないと思う」との意向を示したと明らかにしていました。さらに村上氏側は、保有するフジHDの全株式についても、「速やかに市場で売却する」との考えを表明したと伝えられていました。
投資グループの反論と追加取得の可能性
これに対して投資グループは13日、声明を発表し、村上氏の発言について異なる解釈を示しました。グループ側によれば、村上氏は「株価が上昇した場合は購入することはないだろうが、安くなれば購入する可能性があるという趣旨の回答をした」と説明しています。
さらに投資グループは、「フジHDの株価が当社の評価を大きく下回ると判断した場合、買い付ける可能性がある」と明確に反論。また、「株価が低迷している状況では残存株式を売却できない」と指摘し、今後も一定程度の株式を保有し続ける可能性があるとの見解を示しました。
自社株買いをめぐる経緯と現在の保有状況
投資グループは今月5日、フジHDが実施した自社株買いに応じ、保有比率を17.95%から4.34%に低下させていました。グループ側は保有する全株式の売却を申し込んでいましたが、自社株買いへの応募がフジHDの想定を上回ったため、一部を売却できなかった経緯があります。
この結果、投資グループは依然としてフジHDの株式を一定数保有しており、今後の株価動向によっては追加取得に動く可能性を残しています。両者の見解の相違が明確化されたことで、今後の株主総会や経営方針をめぐる対立が再燃する懸念が強まっています。