東芝、4~12月期営業利益が過去最高の2147億円に 送配電・HDD事業が好調で経営再建に光明
東芝、4~12月期営業利益が過去最高2147億円 送配電・HDD好調

東芝、4~12月期決算で過去最高の営業利益2147億円を達成

東芝は2月13日、2025年4~12月期の連結決算を発表しました。本業のもうけを示す営業利益は、前年同期比で87.8%増加し、2147億円に達しました。この数字は、不適切会計問題が発覚する前の2014年に記録した最高益(2017億円)を上回り、4~12月期としては過去最高となりました。

売上高と最終利益も堅調に推移

売上高は前年同期比1.8%増2兆5220億円、最終利益は同2.7倍4992億円と、全体的に好調な業績を記録しています。特に、データセンターの需要拡大を背景に、送配電事業やハードディスクドライブ(HDD)が大きく貢献しました。

事業分野別の好調要因

主な成長要因としては、以下の点が挙げられます:

  • 送配電事業:データセンターの需要拡大に伴い、電力供給システムへの需要が高まりました。
  • ハードディスクドライブ(HDD):クラウドストレージや企業向けデータ保存の需要増加が追い風となりました。
  • 防衛関連事業:政府の防衛予算増額を背景に、事業拡大が進んでいます。

経営再建への道筋

東芝は、2015年に不適切会計問題が発覚して以降、経営が悪化し、2023年に非上場化して経営再建を進めてきました。今回の過去最高益は、その再建努力が実を結び始めたことを示す重要な指標と言えるでしょう。企業としての信頼回復と持続的な成長に向けた基盤が整いつつあります。

今後の見通しとしては、引き続きデータセンター関連の需要拡大や防衛分野での成長が期待されますが、グローバルな経済情勢や競争環境の変化にも注視が必要です。東芝は、これらの好調な事業を軸に、さらなる収益向上と経営安定化を目指すと見られます。