【マイストーリー】県中小企業家同友会長・斎藤記子
福島県中小企業家同友会の新会長に就任した斎藤記子さん(57)は、訪問看護ステーションを経営する看護師でもある。高校時代は応援団長を務め、その後看護の道へ。ゼロから事業を立ち上げ、数々の困難を乗り越えてきた。その歩みと、経営者としての思いを語る。
患者さんが先生だった
斎藤さんは看護師として病院に勤務していたが、患者さんから学ぶことが多かったという。「患者さん一人ひとりが私の先生でした。病院の中だけでは見えない、生活の中でのケアの大切さを教えられました」と振り返る。
家族の声で現実を知る
訪問看護の世界に足を踏み入れたのは、家族の言葉がきっかけだった。「家族から『病院の外にもっと必要な人がいる』と言われ、現実を知りました。それから訪問看護の道を志しました」と語る。
訪問看護、チームで実践
開業した訪問看護ステーションでは、チームでケアを提供している。「一人ではできないことも、仲間と協力すれば乗り越えられる。チームワークが何より大切です」と強調する。
看護師も開業する時代
「看護師も開業する時代になりました。私自身、開業するまでは想像もしなかったですが、今では多くの仲間が独立しています。可能性は無限です」と笑顔を見せる。
資金が尽き心身限界に
しかし、開業後は資金難に直面し、心身ともに限界を感じたこともあった。「資金が底をつき、どうしようもない時期がありました。それでも、患者さんや家族の笑顔が支えになりました」と振り返る。
前向きに働き本業守る
厳しい時期を乗り越えるため、前向きな姿勢を保ち続けた。「どんな時も本業を守ることを第一に考えました。ポジティブに働くことで、周りもついてきてくれました」と語る。
頼もしく育ってくれた
スタッフたちは頼もしく成長してくれたという。「最初は不安だらけでしたが、スタッフが自立して動いてくれるようになり、本当に助けられました。彼らには感謝しかありません」と目を細める。
見守り支えてくれる夫
夫の存在も大きな支えだ。「夫はいつも見守り、支えてくれました。私が仕事に没頭できるのは、彼のおかげです」と感謝を述べる。
経営者、性別は関係ない
経営者として、性別は関係ないと断言する。「女性だからといって特別扱いされる必要はありません。大切なのは、経営者としての責任と覚悟です」と力強く語る。
受けた恩、今度は返す番
「これまで多くの人に支えられてきました。その恩を、今度は私が返す番です。同友会の活動を通じて、中小企業の経営者を応援していきたい」と意気込みを語った。



