福島市飯坂町にある飯坂ホテルジュラクは、運営する温泉施設「いいざか花ももの湯」について、日帰り入浴とランチバイキングの営業を6月末で終了すると、公式サイトで発表した。
宿泊客重視の経営判断
ホテルと花ももの湯を運営する聚楽(東京都)ホテル事業部によると、花ももの湯の入り込みは好調であるものの、宿泊客と日帰り客が重なる時間帯があり、混雑が生じているという。宿泊客により落ち着いた環境でくつろげる空間を提供するため、同社は「苦渋の決断」を下した。ホテルは現在、宿泊料金に食事やドリンク、体験などの料金が含まれるオールインクルーシブの導入を検討しており、今回の営業終了もその一環とみられる。
花ももの湯の概要
花ももの湯は、東日本大震災でホテルの大浴場が損傷したことを受けて建設された。1、2階の延べ床面積は約830平方メートルで、異なる3本の源泉を有する。庭園風の露天風呂やサウナ、多様な休憩室などが備えられ、入浴とランチなどのセットプランも人気を集めていた。
地元観光協会の見解
飯坂温泉観光協会の柳沼公貴会長は、「共同浴場も含め、他の施設の利用を増やすための改善策も考えていかなければならない」と述べ、地域全体での対応の必要性を指摘した。



