米公民権運動の指導者ジェシー・ジャクソン師が84歳で死去、キング牧師の遺志継ぐ
ジェシー・ジャクソン師が84歳で死去、公民権運動指導者 (17.02.2026)

米公民権運動の指導者ジェシー・ジャクソン師が84歳で死去

米国の公民権運動指導者であるジェシー・ジャクソン師が、2月17日に死去した。84歳だった。米メディアが報じた。ジャクソン師は、マーチン・ルーサー・キング牧師の遺志を受け継ぎ、人種差別撤廃や貧困対策を訴え続けた人物として知られる。

キング牧師の側近として活動開始

ジェシー・ジャクソン師は1941年、人種差別が激しかった南部サウスカロライナ州グリーンビルで生まれた。1960年代からキング牧師の側近として、黒人の地位向上を求める活動に取り組み、公民権運動の中心的な存在となった。その活動は、差別撤廃のみならず、社会的公正を追求する広範な運動へと発展していった。

大統領選出馬と国際的な平和活動

1984年と1988年の大統領選では、民主党の指名候補争いに出馬し、黒人候補として大きな支持を集めた。また、2000年には文民に与えられる最高位の栄誉である「大統領自由勲章」を受章している。国際的には、パレスチナ情勢の安定化を目指して現地入りするなど、平和活動にも積極的に携わった。

晩年の健康問題と療養生活

2017年にはパーキンソン病を患っていることを公表し、その後は療養生活を送っていた。ジャクソン師の死去は、米国の公民権運動史に大きな一区切りをもたらすものとして、国内外から哀悼の意が寄せられている。その生涯は、人種平等と社会正義を求める闘いの象徴として、多くの人々に記憶されるだろう。