神奈川で伝統の大凧まつり、来月4・5日に座間と相模原で開催
神奈川で大凧まつり、来月4・5日に座間と相模原で

神奈川県座間市と相模原市の相模川河川敷で、江戸時代から続く伝統行事「大凧(おおだこ)まつり」が5月4日と5日の両日、開催される。両まつりとも午前10時から午後4時までの予定だが、凧の掲揚は風向きや強さを考慮しながら判断するため、具体的な時間は未定となっている。(田中秀樹)

端午の節句に子どもを祝う伝統

端午の節句に子どもの誕生を祝って大凧を揚げる習慣は、神奈川、埼玉、千葉などに広がっており、相模川や江戸川沿いでは現在もその伝統が受け継がれている。座間市と相模原市を含む「関東の大凧揚げ習俗」は、1991年に国の選択無形民俗文化財に指定され、地域の大切な文化財として保存されている。

座間市の準備:子ども達が凧文字を書き入れ

座間市では、大凧保存会のメンバーが中心となり、1月から凧づくりが始まった。竹を割って骨格を組み、凧を引くためのロープを取り付けるなど、入念な準備が進められてきた。4月18日の夕方には、市立座間小学校の体育館に多くの小学生や保護者が集まり、7間(約13メートル四方)の和紙に今年の凧文字「暁駿」を書き入れた。赤色で「暁」の文字を書いた女子児童は「面白かった」と話し、凧が揚がるのを楽しみにしている様子だった。指導役として、文字入れの経験がある中高生や大学生も参加し、世代を超えた協力が見られた。保存会で制作や掲揚の責任者を務める新井慎吾さん(46)は「この伝統が継承されていってほしい」と願いを語った。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

市によると、公募で選ばれた「暁駿」には、朝日で花開くひまわりのような明るさと、駿馬のような聡明さやたくましさを備えて育ってほしいという願いが込められている。座間市の会場は、座架依橋上流の相模川グラウンドで、友好交流都市である秋田県大仙市や福島県須賀川市の特産品販売なども行われる。詳細は、まつり実行委員会事務局(市地域プロモーション課、電話046-255-1111)まで。

相模原市:日本一の大凧が舞う

相模原市では、新磯地区の新戸、上磯部、下磯部、勝坂の4会場で大凧が揚げられる。新戸会場の凧は8間(14.5メートル四方)で、市によると毎年揚げているものとしては日本一の大きさを誇る。公募で選ばれた今年の題字は「穂風」で、世界が穏やかで実り豊かな年になるようにとの願いが込められている。5月3日午後5時からは式典が行われる。まつりに関する問い合わせは、市コールセンター(電話042-770-7777)へ。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ