広島ドラフト1位・平川蓮が巨人戦で決勝打を放つ
【広島=那覇】プロ野球キャンプで初の対外試合となった巨人との練習試合において、広島カープのドラフト1位・平川蓮(仙台大)が鮮烈なデビューを飾った。平川は「緊張はまったくしなかった」と平然と振り返り、その言葉通りにフィールドで実力を発揮した。
両打ちのパワーヒッターが躍動
平川は1番DH(指名打者)として出場し、2安打1打点1盗塁と躍動。特に七回には右打席で右前へ決勝打を放ち、チームの4―2の勝利に大きく貢献した。試合後、彼は「二塁の横が空いていたから、右打ちを意識し、うまく反応できた」と冷静に説明した。
新井監督は平川の活躍に対し、「対応力、適応力が素晴らしい」と賛辞を贈り、新人ながら即戦力としての期待を寄せた。監督の言葉は、平川の試合への適応の速さと心理的な強さを高く評価するものだ。
バットを使い分ける独自のスタイル
平川は両打ちのパワーヒッターとして知られ、右打席では長さ84~85センチの軽めのバット、左打席では86センチの重めのバットを使い分ける。彼は右打ちではパワーを、左打ちではシャープなスイングを意識し、「別人格」という表現を好んで使う。
現状について平川は「体を使い切れていないから、今は安打にしかならない。それを長打にしていくのが課題」と分析。福地打撃チーフコーチは「天井を決めず、突き抜けた選手に」と期待を込め、規格外のルーキーとしての成長を促している。
この試合を通じて、平川蓮は最高の形でプロ野球の一歩を踏み出し、今後の活躍に注目が集まっている。