勝った方が優勝となる5月22日の南部九州リーグ、沖縄大戦。大一番のマウンドには、3日前に9回完投勝ちしていた春崎公成投手が上がった。序盤はリードを許す苦しい展開となったが、変化球を生かした組み立てに変えて相手の狙いを外した。7回2失点にまとめ、チームはコールド勝ち。リーグ制覇に貢献した右腕は最優秀選手に選ばれた。
鍛え上げた肉体と進化した直球
身長1メートル72と上背はないが、ウエートトレーニングなどで鍛え続けた体は厚みを増した。体重は入学時から約10キロ増えて76キロ。最速130キロほどだった直球はこの春に152キロを計測した。打者の手元で伸びる球威があり、「真っすぐで空振りを取れるようになった」と自信をのぞかせる。
高校時代の苦難と大学での成長
福岡・真颯館高出身。高校では中継ぎでの出番がほとんどで、右肘を故障して投げられない時期もあった。成長を期して進んだ大学の2学年上に投手の広池康志郎(現・ロッテ)がいた。先輩の高いレベルに刺激を受け、アドバイスももらって自らを磨いた。「投球の技術が上がり、ピンチでもものおじしない強気な投手になった。信頼して送り出している」と林田倫彦監督は評する。
全日本大学選手権への意気込み
一昨年、昨年と出場した全日本大学選手権ではいずれも初戦で惜敗した。自身の登板機会はなかった。投手キャプテンを務める今季、「チームを助けられる投球をして引っ張っていきたい」と闘志を燃やす。出番が巡ってきた大舞台で勝利のために腕を振る。九州・山口のスポーツ情報も注目だ。



