巨人・井上温大、111球でプロ初完投勝利 過剰なライバル意識を克服
巨人・井上温大、111球でプロ初完投勝利

巨人が5日のロッテ戦で8対2と快勝し、4連勝を飾った。先発の井上温大投手が111球を投げ、2失点でプロ初完投勝利を挙げた。打線では中山が先制犠飛と3点二塁打など5打点の活躍を見せた。

井上、初の完投勝利に自信

九回のマウンドに初めて上がった井上は、二死からロッテ・ソトに痛恨の2ランを浴び悔しそうな表情を見せたが、次打者を空振り三振に仕留め、自身初の完投勝利を達成。お立ち台では「1試合を完結させられたのはすごく自信になった」と胸を張った。

分析とテンポの良さが光る

日頃対戦しないロッテ打者について、映像やデータで十分に分析し、「相手の苦手なところ、得意なところをしっかり頭に浮かべながら投げられた」と語る。力強い速球で打者を押し込み、五回まで無安打投球。味方が先制した直後の六回に一死二、三塁のピンチを招いたが、後続を冷静に断ち、無四球で粘りの投球を続けた。

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過剰なライバル意識を克服

2024年に8勝を挙げたが、飛躍を期した昨季は4勝にとどまった。当時は「他の投手と全部比較してしまって、どんどん苦しくなってしまった」という井上。今は「1週間、自分がどう変わったかに集中している」と意識を変え、5回で降板した前回登板から長い回を投げることをテーマに掲げた。ストライク先行で早いカウントで勝負する狙い通り、テンポ良く投げきった。

同世代の刺激を前向きに

かつて自身を苦しめた過剰なライバル意識も、今は前向きに捉えられている。竹丸和幸(鷺宮製作所)、西舘ら同世代の活躍に刺激を受け、「自分も負けられない。みんなで高め合って、より強い投手陣を作っていきたい」と語った。近い将来、先発ローテーションの軸として活躍が期待される左腕が、飛躍のきっかけをつかんだ111球だった。

橋上監督代行のコメント

巨人・橋上監督代行は「(井上は)球のキレというか、球威も非常にあったし、制球も安定していたので、安心して最初から見ていられた。(5打点の中山は)チームも本当に助かったけど、本人が一番ホッとしたんじゃないか」と評価した。

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