通信制高校がトップアスリートを育成 中井亜美選手、入学式で金メダル宣言から2年
通信制高校がアスリート育成 中井亜美選手の金メダル宣言から2年 (16.02.2026)

通信制高校がアスリートの新たな学び場に 競技と学業の両立を実現

高校生の約10人に1人が在籍する通信制高校が、トップアスリートにとって貴重な教育の場として注目を集めています。海外遠征が頻繁な競技選手にとって、柔軟な学習システムは競技と学業の両立を可能にし、フィギュアスケート女子の中井亜美選手(17歳)もその一人です。

入学式で金メダル宣言 夢への挑戦が続く

中井選手は2年前の入学式で、新入生代表として「オリンピックで金メダルを取る」と力強く宣言しました。それから2年が経過し、現在は2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックを目指して日々練習に励んでいます。公式練習で調整に取り組む中井選手の姿は、イタリア・ミラノで共同通信によって撮影されました。

勇志国際高校の取り組み 多様な生徒を受け入れる教育環境

中井選手が在籍する熊本県天草市に本校を置く勇志国際高等学校は、約2600人の生徒を擁する大規模な通信制高校です。同校の榊原莞織副センター長(千葉学習センター)は次のように説明します。

「本校は不登校の生徒や働きながら学びたい方々の受け皿であると同時に、スポーツや芸能活動に専念したい生徒からも選ばれています。トップアスリートコースを設け、競技と学業の両立をサポートしています」

真摯な学習態度と地域参加 バランスの取れた成長

中井選手の担任である高橋桃子教諭によれば、彼女は課題を必ず締め切り前に提出するなど学習面でも真摯に取り組んでいます。さらにシーズンオフには、バーベキューや地域の清掃活動にも積極的に参加し、社会性を育んでいるそうです。

著名アスリートも輩出 通信制高校の実績

通信制高校からは多くのトップアスリートが誕生しています。星槎国際高等学校横浜校では、フィギュアスケート男子の鍵山優真選手(22歳)と体操の岡慎之助選手(22歳)が卒業生として名を連ね、現在は卓球の張本美和選手(17歳)らが在籍中です。

このように通信制高校は、従来の教育システムでは難しい競技と学業の両立を実現し、アスリートのキャリア形成を支える重要な役割を果たしています。中井亜美選手の金メダルへの挑戦は、そんな教育環境の中で育まれた夢の象徴と言えるでしょう。