丸山希、初の五輪舞台で緊張を力に変え堂々の7位入賞
2026年ミラノ・コルティナオリンピックのスキージャンプ女子個人ラージヒル(LH、HS141メートル、K点128メートル)が15日に開催され、丸山希選手(北野建設)が合計257.0点を記録し、日本勢トップの7位入賞を果たした。ノーマルヒル(NH)での銅メダルに続く個人種目での表彰台獲得には届かなかったものの、その表情は晴れやかで、初めての五輪を笑顔で締めくくった。
試行錯誤の末に掴んだ自信ある飛躍
ラージヒルでは、ノーマルヒルから台が変更されたことで適応に苦しみ、練習では6本全てで異なるアプローチを試すなど、試行錯誤を重ねた。短期決戦の中で修正力が問われる中、1回目に128メートルを飛び、「1本でも出せたのは自信になる」と胸を張った。2回目は125メートルに留まり、7位から逆転での表彰台を狙ったが、メダル獲得はならなかった。それでも丸山選手は、「気持ちも張り詰めた中でやりたいことに全て挑戦し、満足いく大会にできた」と語り、充実感をにじませた。
メダル候補としての重圧を乗り越えた成長
初出場の五輪にメダル候補として臨んだ丸山選手は、初戦のノーマルヒルで日本勢1号となる銅メダルを獲得。混合団体でも重圧のかかるトップバッターを務め、チームを勢いづけて銅メダルに貢献するなど、活躍を見せた。「私ってこんなに緊張するんだ」と感じる中で力を発揮できたことは、大きな収穫となった。北京五輪を逃す大ケガを乗り越え、世界のトップ選手に成長してたどり着いた夢の舞台で、その経験を糧にした。
次回への意欲を語り、新たな戦いへ
丸山選手は、「すごく楽しかった。今日以上にパフォーマンスを上げて、またこの舞台でみんなと戦いたい」と、4年後の五輪に向けた意欲を明かした。まずは総合優勝の可能性が残るワールドカップ(W杯)で、次なる目標に向けた戦いが始まる。他の日本選手では、伊藤有希選手(土屋ホーム)が14位、勢藤優花選手(オカモトグループ)が15位、高梨沙羅選手(クラレ)が16位と健闘した。優勝はアンナオディネ・ストロム選手(ノルウェー)が獲得し、ノーマルヒルと合わせて今大会2冠を達成した。
この大会を通じて、丸山選手は緊張を力に変え、国際舞台での経験を積んだ。今後の活躍が期待される中、ファンや関係者から温かい声援が寄せられている。