前半、先制ゴールを決めたFC東京の佐藤恵允=内田光撮影
(2日、明治安田J1百年構想リーグ FC東京2―0川崎フロンターレ)
FC東京のMF佐藤恵允(けいん)が左足のボレーで合わせた球は高くバウンドし、GKを越えてゴールに吸い込まれた。「狙ってはない。当てるのが精いっぱい。持っているなと」。ここ6試合で5得点。勢いが止まらない。「たぶん、引いてますよ」ベンチ外続く長友佑都が代表監督を励ます訳
コロンビア人の父と日本人の母を持つ。明大で頭角を現し、2023年夏、大学のサッカー部を途中退部して、ドイツの名門ブレーメンへ渡った。翌年のパリ・オリンピック(五輪)にも出場したが、クラブのトップチームでは出場機会を得られず、昨季、FC東京で再出発した。
ゴールを量産する4月以降、光っているのがFW佐藤龍之介との連係だ。「目が合えばパスが出てくる。スーパーな選手」と日本代表の19歳に信頼を寄せる。前半41分の先取点は佐藤龍のシュートのこぼれ球を詰めて生まれた。「佐藤コンビ」で攻撃を引っ張っている。
チームは4連勝。1試合少ない鹿島アントラーズを得失点差で上回り、暫定で東地区の首位に立った。最終節は鹿島との直接対決を控えるだけに「全勝すれば自力優勝できる。勝つためには得点が必要。俺が決めます」。24歳は力強く宣言した。
川崎、ミスから失点 松橋監督(東)「タフなゲームを覚悟した中で、前半に点を取れたのが大きかった。(失点)0で抑えたのも非常に評価できる」
長谷部監督(川)「試合の入りは良かったが、気をつけなければいけない時間帯にミスから失点してしまった」



