冬季五輪で日本選手団への誹謗中傷が想定以上、JOCが24時間監視と削除申請を実施
冬季五輪で日本選手団への誹謗中傷、JOCが24時間監視

冬季五輪で日本選手団への誹謗中傷が想定以上に発生、JOCが24時間態勢で対応

ミラノ・コルティナ冬季オリンピックに参加している日本選手団に対して、インターネット上で多数の誹謗中傷が浴びせられている問題が深刻化している。日本選手団の伊東秀仁団長は2月13日、この現状を明らかにし、対応の緊急性を訴えた。

24時間態勢の監視体制と削除申請の実績

日本オリンピック委員会(JOC)は、選手を守るためミラノと日本にそれぞれ対応チームを設置。両チームがリレー形式で24時間態勢の監視を実施している。具体的な対応として、2月12日までに各プラットフォームに対して合計1055件の削除要請を行い、そのうち198件が実際に削除されたことが報告されている。

伊東団長は記者団に対し、「毎日、想定以上の件数で対応に追われている状況です」と説明。さらに、「アスリートの尊厳を傷つける行為は、恐怖を与え、本来発揮できるはずの力を奪ってしまいます。どうかやめてもらいたい」と、誹謗中傷の停止を改めて呼びかけた。

法的措置も視野に入れた厳格な対応方針

JOCは、名誉毀損や侮辱、脅迫など内容が悪質なケースについては、法的措置を取る方針を明確にしている。選手の心理的負担を軽減し、競技に集中できる環境を整えることが急務となっている。

メダル金具問題への対応も進行中

一方、今大会ではメダルとリボンをつなぐ金具が壊れる事態が相次いでいる。大会組織委員会は各国・地域の選手団に点検を受け付けると呼びかけ、日本からはフィギュアスケートやスノーボードなどの一部メダリストが確認を希望。12日までに該当メダルが返却された。

五輪という国際的な舞台において、選手への精神的サポートと物理的な問題への対応が同時に求められる中、JOCの多角的な取り組みが注目されている。