マリニン、SNSで中傷被害を暗示 オンライン憎悪に「心が攻撃される」と苦悩
フィギュアスケート男子のイリア・マリニン(米国)が、自身のインスタグラムアカウントを通じて、深刻なオンライン誹謗中傷の被害を示唆する投稿を行いました。16日付の投稿では、「卑劣なオンラインの憎悪は心を攻撃し、その恐怖は闇へ引き込む」という強いメッセージが綴られています。
試合での失速後、内面の葛藤を吐露
マリニンは、ミラノで開催された大会において、ショートプログラムで首位に立つ好調さを見せていました。しかし、フリースケーティングでは失速し、最終的に8位という結果に終わりました。この試合直後に、彼はSNSで心境を明かすことになったのです。
投稿には、試合中に歓喜する姿と、座って頭を抱えるシーンを交互に映した映像も添えられています。それに伴うキャプションでは、「強く見える人も、内面には見えない葛藤を抱えているかもしれない」と記され、アスリートとしてのプレッシャーや精神的苦悩がにじみ出る内容となりました。
スポーツ界におけるメンタルヘルスの重要性
今回のマリニンの発言は、トップアスリートであっても、オンライン上の誹謗中傷や批判にさらされ、深刻な心理的影響を受ける可能性があることを浮き彫りにしています。特にソーシャルメディアが普及した現代では、選手たちが直接、否定的なコメントや嫌がらせに直面する機会が増えており、メンタルヘルス対策の重要性が改めて問われる形となりました。
フィギュアスケート界では、採点を巡る議論や選手への過度な期待がしばしば炎上を招き、選手個人が標的になるケースも少なくありません。マリニンのケースは、そうした環境が選手のパフォーマンスや精神状態に与える影響を考えるきっかけとなるでしょう。
関係者によれば、マリニンは現在、サポートチームと連携を取りながら、今後の競技活動に向けて調整を進めているとのことです。ファンやメディアからは、彼の勇気ある告白に共感の声が寄せられ、より健全な応援文化の醸成が期待されています。