政府は29日、今後5年間の第3次自転車活用推進計画を閣議決定した。自転車専用の道路や通行帯、車道上の自転車レーンの長さを、2030年度に現在の1.2倍となる計1万2000キロまで増やす目標を掲げた。ヘルメット着用率の向上も重要な施策として位置づけられた。
インフラ整備の具体策
計画では、道路の幅員などが限られる状況下で自転車用スペースを確保するための技術的な工夫を盛り込んだ自治体向けの手引を今後改定し、整備を後押しするとしている。これにより、都市部や地方を問わず、安全で快適な自転車走行環境の実現を目指す。
観光とシェアサイクルの推進
自転車で観光地を巡る「サイクルツーリズム」の受け入れ促進や、シェアサイクルの普及に向けた取り組みも明記された。地域活性化や観光振興につながる施策として期待される。
安全対策の強化
事故の減少に向けた警察の取り組みも記載されている。2025年の調査でヘルメット着用率が2割にとどまっていたことを受け、着用推進のための啓発活動やルール徹底を進めるとした。政府はこれらの施策を通じて、自転車利用の安全性向上と普及促進を図る方針だ。



