京成電鉄、成田スカイアクセス線の単線解消計画を発表…新型特急で都心―空港間を最速30分台前半に短縮
京成、成田スカイアクセス線単線解消計画 新型特急で30分台前半に (15.02.2026)

京成電鉄、成田スカイアクセス線の大規模整備計画を発表

京成電鉄(本社:千葉県市川市)は、成田国際空港の機能強化に伴う鉄道需要の増加を見据え、成田スカイアクセス線の抜本的改良計画を正式に発表しました。この計画では、空港周辺の単線区間を複線化し、新線の整備を通じて線路容量を大幅に拡大することを目指しています。同社は、「線路容量を拡大することが必要との判断に至った」と説明し、具体的な検討作業に着手する方針を明らかにしました。

単線区間の複線化と新線整備で輸送力向上

計画の核心は、成田スカイアクセス線の成田湯川駅から成田空港駅間の単線区間を複線化すること、および新鎌ヶ谷駅から印旛日本医大駅間を複々線化することにあります。これにより、運行本数の増加が可能となり、都心部と成田空港間の所要時間短縮が期待されます。京成電鉄は、空港機能の強化が鉄道利用者の増加につながると予測し、この整備が「必要」であると初めて明確に位置付けました。

しかし、実現には大規模な投資が必要となるため、国や千葉県、成田国際空港会社(NAA)などと連携し、費用分担について協議を進める計画です。この点は、今後の課題として注目されます。

2028年度運行開始の新型有料特急で大幅な時間短縮を実現

一方、2028年度に運行を開始する新型有料特急についても詳細が明らかになりました。最高速度は時速160キロを予定しており、外観デザインの一部が公開されました。この新型特急により、押上駅から空港第2ビル駅間の所要時間が、現行のアクセス特急の50分台から、最速で30分台前半に大幅短縮される見込みです。これにより、都心と成田空港間の利便性が格段に向上し、国際競争力の強化にも寄与することが期待されています。

京成電鉄は、これらの取り組みを通じて、成田空港へのアクセス環境を改善し、利用者の利便性向上と地域経済の活性化を図るとしています。今後の進捗に注目が集まります。