20日に発生した三陸沖を震源とする地震に伴い発表された「北海道・三陸沖後発地震注意情報」は、発生から1週間が経過した27日午後5時に終了しました。政府は「すぐに逃げられる服装で寝る」などといった「特別な備え」の呼びかけを終えました。ただし、平時でも巨大地震の発生が迫っているとして、避難経路の確認など日頃からの備えは推奨しています。
地震の概要と注意情報の内容
地震は20日午後4時52分に発生。青森県階上町で最大震度5強を観測し、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7.7(暫定値)でした。政府は同日午後7時半、大規模な地震が続けて起きる恐れがあるとして、北海道から千葉県の計7道県182市町村を対象に後発地震注意情報を発表。避難場所や避難経路の確認、家具の固定といった日頃の備えの再確認とともに、すぐ逃げられる服で寝る、非常持ち出し品を常に携帯するなどの「特別な備え」を呼びかけました。
後発地震注意情報の想定
後発地震注意情報の想定は、M8以上の大規模地震が100回に1回の確率で発生する可能性があるというものです。最悪の場合、日本海溝・千島海溝沿いを震源とするM9級の巨大地震により、最大30メートルに迫る津波が発生し、冬の深夜だと死者20万人と想定されています。2011年3月の東日本大震災では、発生2日前にM7級の地震がありました。
27日の地震との関連
27日朝には北海道十勝地方南部を震源とするM6.2の地震が発生しましたが、気象庁は「後発地震注意情報で注意を呼びかけている対象地震ではなく、(新たな注意情報の)発表基準に該当する地震でもない」と説明。注意情報で想定している後発地震は、陸側のプレートと太平洋プレートの境界で起こるM8クラスの地震ですが、27日の地震は太平洋プレート内部で発生し、規模もM6.2で、気象庁地震津波監視課の海老田綾貴課長は「恐らく直接的な関係はない」との見解を示しました。
気象庁は、今回の注意情報終了後も、日頃からの地震への備えを継続するよう呼びかけています。避難経路の確認や家具の固定、非常持ち出し品の準備など、基本的な防災対策を改めて確認することが重要です。



