足立区唯一の水田で児童が田植え体験 泥だらけで歓声
足立区唯一の水田で児童が田植え体験 泥だらけで歓声

東京都足立区にただ一つ残る水田で、区内の小学生たちが泥だらけになりながら田植えを楽しんだ。田んぼの中で足を滑らせる児童が相次ぎ、笑い声が響き渡った。

足立区唯一の水田で田植え体験

田んぼは足立区扇にあり、面積は約千平方メートル。農業の小宮英之さん(41)が管理している。参加したのは区内の寺地小学校と本木小学校の5年生、合わせて約120人。本木小学校の児童たちはクラスごとに2グループに分かれて田んぼに入った。

指導を受けながらの田植え

小宮さんが「強く植えると葉が水に沈んでしまい、弱すぎると苗が倒れてしまいます」と指導。続いて子どもたちが田に足を踏み入れると、「ぬるぬるする」「足が抜けない」と声が上がった。

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佐々木エレナさん(10)は「祖父の妹が稲作農家だけれど、田んぼを見るのは初めて。水が冷たくて気持ち良かった」と話した。安田零士さん(10)は「転ばなかったけれどずぶぬれになった。秋になったらいっぱい刈り取ってやる」と語った。

もち米「こがねもち」を栽培

植えたのはもち米の「こがねもち」。今年は化成肥料も有機肥料も使わずに育てる予定で、小宮さんは「収穫は例年より少ない100キロ程度でしょう」と見込む。9月中旬以降に児童らが刈り取り、学校に配ったり、地元のクラフトビールの製造に使ったりする予定だ。

この体験授業は、子どもたちに農業への関心を高めてもらうために毎年行われている。参加した児童たちは、泥の感触や苗の植え方など、普段の学校生活では味わえない貴重な経験を得たようだ。

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