JFEスチール事故から1カ月、行方不明の作業員まだ見つからず
JFEスチール事故1カ月、作業員1人行方不明

神奈川県川崎市のJFEスチール東日本製鉄所で発生した大型クレーン解体中の事故から、2026年5月10日で1カ月が経過した。この事故では、男性作業員5人が転落し、うち3人が死亡。残る1人の行方は依然として分かっておらず、家族や関係者は一日も早い帰還を待ち望んでいる。

事故発生から1カ月、捜索続く

事故発生当日、夕闇が迫る中、消防などによる懸命の捜索が続けられた。記者も現場に最も近い対岸の東扇島に到着し、強い海風が吹く岸壁で事故を目撃した釣り人を探した。現場からは海を挟んで約650メートル離れており、日没後には夜の海越しに大型クレーンや巨大溶鉱炉が照らされる異様な光景が広がった。

事故の詳細と原因究明

事故発生から1週間後、JFEスチールなどによる記者会見が都内で開かれ、詳細が明らかになった。作業員5人は大型クレーンの重り上部に小型重機を載せ、重りの内部に詰まったコンクリートを削る作業中だった。高さ約35メートルから落下した約400トンの重りは地面を突き抜け、海中に没した。

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神奈川県警は業務上過失致死の疑いで、工事の受注会社や下請け会社を捜査している。亡くなった作業員の無念を晴らすためにも、一日も早い原因解明が求められている。

現場の実情と記者の思い

記者は事故直後から現場周辺で取材を続けている。釣り人への聞き取りや、現場の状況を記録する中で、作業員が体験したであろう恐怖を想像し、胸が締め付けられる思いだった。高さ35メートルからの転落は想像を絶するものであり、作業員の無事を願う気持ちが強まるばかりだ。

現在も行方不明の作業員1人の捜索は続いており、家族は不安な日々を過ごしている。JFEスチールは再発防止策の徹底を約束しているが、まずは事故原因の全容解明が急務となっている。

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