相良中で1000万円詐欺被害 市教委が報告
牧之原市立相良中学校がインターネット回線を悪用した詐欺事件の被害を受けた問題で、市教育委員会は1日、被害額が約1000万円に上ることを明らかにした。同日開かれた市議会全員協議会で報告し、同校が近く牧之原警察署に被害届を提出する見通しとなった。
職員が遠隔操作を許す
市教委の説明によると、5月29日午後、60歳代の女性職員が事務室のパソコンを操作中、突然エラーメッセージが表示され、表示された連絡先に電話した。電話相手の男性の指示に従って操作した結果、パソコンが遠隔操作可能な状態になり、学校の事務用口座2つから身に覚えのない送金が行われたという。
被害額の詳細
報告によれば、2つの口座からそれぞれ999万9999円と100円が送金され、送金手数料を含めた総額は1000万235円とみられる。高額被害を受けた口座は、3年生の保護者から集めた教材費や修学旅行費などを管理するためのものであった。現時点では、同校の他の口座への被害は確認されておらず、生徒の個人情報などの流出もないという。
市長が謝罪
全員協議会終了後、杉本基久雄市長は報道陣の取材に応じ、「保護者や市民の信頼を失墜させてしまい、大変申し訳ない。再発防止に全力を尽くしたい」と謝罪した。市教委は現在、被害金が保険制度で補償されるかどうかを確認中であり、杉本市長は「補償対象外の場合は、市の責任で負担することを検討せざるを得ない」と述べた。
再発防止策
事件を受け、市教委は1日、市内の小中学校12校の校長を集め、再発防止のための臨時会議を開催した。また、相良中学校は2日に保護者説明会を開き、経緯や今後の対応について報告する予定である。



