近畿日本鉄道は1日、特急以外の一般車両では初となる有料座席指定サービス「すわれ~る」を開始した。平日夕方の帰宅ラッシュ時間帯に、大阪阿部野橋駅(大阪市)を出発する吉野行き(奈良県吉野町)の急行1本に設定され、通常の運賃とは別に300円の追加料金が必要となる。
初日は36席が3分で完売
サービス開始初日には、36席がわずか3分で完売。ホームには多くの鉄道ファンや関心を持つ人々が集まり、大きな注目を集めた。京都府宇治市から訪れた山田聖哉さん(27)は、「座れる保証があるという優越感が気になった。他の線区にも広がってほしい」と笑顔で語り、新型車両に乗り込んだ。
新型車両「6A系」の特徴
このサービスは、5月に運行を開始したばかりの新型車両「6A系」の先頭1両を使用。座席のほとんどが進行方向を向いたクロスシートとなっており、快適な座り心地を実現している。指定区間は途中の古市駅(大阪府羽曳野市)までだが、その後も座席を利用できるとしている。
近鉄は、この取り組みを通じて、ラッシュ時の混雑緩和と乗客サービスの向上を図りたい考えだ。今後の展開については、利用状況を踏まえて検討するとしている。



