栃木県教育委員会は8日、県立高校で教員による盗撮事件が続発したことを受け、再発防止策として盗撮カメラ探知機を導入する方針を明らかにした。
盗撮カメラ探知機の導入概要
県教委によると、探知機は電波やレンズに反応して隠されたカメラを発見する機器で、6月までに20~30台を購入する予定。これらの探知機は各学校に貸し出され、校内の点検体制を強化するために活用される。また、県教委事務局の職員が立ち会い、第三者視点での点検見直しも同時に進める。
点検頻度の変更
現在は月1回の定期的な点検を実施しているが、今後は毎月第2月曜などと固定せず、不定期に実施することで実効性を高める方針だ。
事件の経緯
県立高校では4月23日、常勤講師が盗撮の疑いで逮捕された。さらに昨年8月には別の県立高校で教諭が同様の疑いで逮捕されており、県教委は同年12月に再発防止ガイドラインを策定したばかりだった。矢継ぎ早の事件発生に、県教委は対策の強化を迫られた形だ。
教育長の謝罪
中村千浩教育長は記者会見で、「信頼を大きく裏切り、県内の教育は危機的状況にある」と述べ、改めて謝罪した。県教委は今後、探知機導入や点検の不定期化に加え、教職員への倫理研修の徹底なども図り、再発防止に全力を挙げる方針だ。



