総務省消防庁は8日、今年初となる熱中症による救急搬送者の集計結果を発表した。それによると、5月1日から3日までの3日間に、全国で102人が熱中症の疑いで救急搬送された。これは昨年の同時期と比較して15人少ない数字となっている。
気温上昇で搬送者増加
気象庁の観測によると、2日には高知県黒潮町で30.3度を記録するなど、関東地方から西日本にかけて広い範囲で気温が上昇。この日だけで全国で69人が搬送された。消防庁は、こまめな水分補給やエアコンの適切な使用など、熱中症予防の徹底を呼びかけている。
症状の程度と年齢層
今回の搬送者のうち、3週間以上の入院が必要な重症者はゼロだった。一方、短期の入院が必要な中等症は30人。65歳以上の高齢者が64人で全体の62.7%を占め、高齢者の熱中症リスクの高さが改めて浮き彫りとなった。
都道府県別の状況
都道府県別では、千葉県が13人で最多。次いで神奈川県が9人、茨城県と大阪府がそれぞれ8人と続いた。関東圏を中心に搬送者が多発している。
今後の公表予定
消防庁は毎年5月から9月までの期間、熱中症による救急搬送者数を週単位で集計し、公表している。気温の上昇が続く中、今後の推移に注目が集まる。



