サントリーHD元会長・新浪剛史氏を書類送検 米国から違法サプリ密輸容疑で福岡県警
新浪剛史氏を書類送検 違法サプリ密輸容疑で福岡県警

サントリー元トップを書類送検 米国発違法サプリメント密輸事件で捜査進展

福岡県警は2026年4月16日、サントリーホールディングス(HD)の元会長である新浪剛史氏(67)と、米国在住の知人女性を麻薬取締法違反(輸入)の疑いで福岡地方検察庁に書類送検しました。捜査関係者への取材により明らかになった情報です。

密輸容疑の詳細と捜査経緯

送検容疑は、昨年2025年8月に知人女性の弟(福岡県在住)と共謀し、米国から基準を超える大麻の有害成分「THC(テトラヒドロカンナビノール)」が含まれるサプリメントを密輸したというものです。空港の税関検査において荷物から違法薬物が検出されたことを契機に、捜査が本格化しました。

県警は荷物を受け取った弟を麻薬取締法違反などの疑いで既に逮捕しており、男性が新浪氏に荷物を転送するよう送り主から依頼されたと供述したことから、捜査の対象が拡大。これを受けて、新浪氏の東京都内の自宅が同容疑で家宅捜索されましたが、違法な薬物は発見されず、尿検査でも薬物反応は確認されませんでした。

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関係者の対応と今後の見通し

福岡県警は現時点で新浪氏と知人女性の認否を明らかにしていません。一方、新浪氏は昨年9月の会見や朝日新聞の取材に対し、一貫して違法性を否定する姿勢を示しています。地検側は両者の刑事責任を問うかどうかについて、慎重な判断を下すと見られています。

この事件は、企業の元トップが関与した薬物関連の疑いとして社会的な注目を集めており、捜査の進展が注視されています。昨夏の家宅捜索から約8カ月を経ての書類送検は、証拠収集と関係者への聴取が一定程度進んだことを示唆するものです。

業界関係者からは、企業の社会的信用への影響を懸念する声も上がっており、今後の司法判断が大きな焦点となるでしょう。捜査当局は、国際的な密輸ネットワークの解明に向けて、さらに詳細な調査を続けています。

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