徳島で青切符制度を悪用した詐欺未遂 高校生に現金要求も警察は「その場での納付求めず」
徳島県警察は4月12日、本年4月から導入された16歳以上の自転車交通違反者に対する反則金制度「青切符(交通反則切符)」を悪用し、男子高校生に現金での支払いを求める詐欺未遂事案が発生したことを明らかにしました。この制度に便乗した事案は徳島県内では初めてとされています。
市道で発生した不審な要求 高校生は冷静に対応
発表によりますと、事案は4月10日午前8時頃、徳島市内の市道で発生しました。50歳から60歳代とみられる男性が、自転車で走行中の高校生を呼び止め、「警察です。一時停止と無灯火で1万5000円を払ってください」と要求し、さらに身分証の提示も求めたとのことです。
高校生は「お金も身分証も持っていない」と応答し、男性はその場から立ち去りました。高校生と母親が4月12日午前、県内の警察署に相談に訪れたことで、この事案が判明しました。
不審な男性の特徴と警察の対応
不審な男性の特徴は以下の通りです。
- 身長約170センチメートル
- 白色のレインコートを着用し、フードをかぶっていた
- 青っぽい色のズボンをはいていた
徳島県警察交通指導課によれば、青切符の対象となる反則金は金融機関で納付することが定められており、「その場で現金での納付を求めることはない」と強調しています。警察は市民に対し、同様の要求があった場合はすぐに警察に連絡するよう注意を呼びかけています。
制度の概要と今後の対応
青切符制度は、自転車の危険運転を防止するため、2025年4月から全国で導入されたものです。16歳以上の運転者が信号無視や一時停止違反などを犯した場合、反則金が科せられる仕組みとなっています。
徳島県警は、今回の事案について事件として捜査するかどうかを検討中です。また、同様の詐欺事案が他地域でも発生しないよう、継続的な注意喚起を行う方針を示しています。
警察関係者は「制度開始直後ということもあり、悪用を試みる不審者が現れる可能性は否定できません。市民の皆様には、不審な要求には応じず、すぐに警察に通報していただきたい」と述べています。



