カンボジア人2人を窃盗容疑で逮捕、グラウンド銅線ケーブル盗難事件
埼玉県警は2026年4月8日、栃木県矢板市のグラウンドからナイター照明設備用の銅線ケーブルを盗んだとして、カンボジア国籍で住所不定、無職の男(31歳)ら男2人を窃盗容疑で逮捕しました。この事件は、本州全域で繰り返されている銅線ケーブル窃盗の一環とみられ、社会問題として注目を集めています。
具体的な犯行内容と被害状況
発表によると、逮捕された2人は2025年5月18日から19日にかけて、栃木県矢板市幸岡の矢板運動公園多目的グラウンドで、照明設備用の銅線ケーブル約200メートル(130万円相当)を盗んだ疑いが持たれています。このグラウンドでは、2024年から2025年にかけて銅線ケーブルが盗まれる事件が相次ぎ、夜間の使用が不可能になるなど、地域住民に大きな影響を与えていました。
広がる犯行ネットワークと警察の捜査
県警は今年1月、東京都内の太陽光発電所から銅線ケーブルを盗んだとして、今回逮捕された2人を含むカンボジア国籍の男4人を窃盗容疑で逮捕しています。警察の調べでは、このグループが本州全域で100件以上の銅線ケーブル窃盗に関わった可能性が指摘されており、組織的な犯行として捜査が進められています。銅線の価値が高いことから、窃盗が繰り返される背景には、金属リサイクル市場との関与も疑われています。
地域の復旧努力とクラウドファンディングの活用
被害を受けた矢板運動公園多目的グラウンドでは、設備の復旧に向けて、市が2025年2月から3月にかけてふるさと納税を活用したクラウドファンディングを実施しました。この取り組みでは約930万円が集まり、市民の協力のもと、照明設備の再建が進められています。地域社会は、犯罪防止と施設の安全確保に力を入れており、今後の対策が求められる状況です。
この事件は、国際的な犯罪ネットワークの存在を浮き彫りにするとともに、地域インフラの脆弱性を露呈させました。警察は引き続き、類似事件の防止と犯行グループの徹底捜査に取り組む方針です。



