福岡県幹部が部署ごとに組織する親睦団体「部課長会」が、県議会議長らの政治資金パーティー券を会費で購入していた問題で、県が進める調査の中間報告案が1日、明らかになった。報告案は法令違反はなかったとする一方、組織全体の慣例や議会への忖度、配慮が背景にあったとして、「県政への信頼を損なう可能性のある行動だった」と認定した。
再発防止策の概要
この認定を受け、県は再発防止策として、政党や政治団体が主催する政治資金パーティーや懇親会、講演会などの会合について、職員の親睦会費からの支出を「慎むべきである」とする通達を全庁に発出する方針を固めた。これにより、同様の事例が再び発生するのを防ぐ狙いがある。
中間報告案の内容
中間報告案では、「行かないことで議会との関係がうまくいかなくなるのではないか」という忖度が存在したとの証言も記録されている。この証言は、職員が議会との関係を過度に気にしていた実態を示しており、問題の根深さを浮き彫りにしている。
福岡県は今後、この中間報告案を基に最終報告をまとめ、再発防止策の徹底を図る方針だ。県民の信頼回復に向け、より透明性の高い運営が求められる。



