身近な動物通し時代描く 岐阜市で油彩画家・奥村晃史さん個展
身近な動物で時代描く 岐阜市で奥村晃史さん個展

身近な動物通し時代描く 岐阜市で油彩画家・奥村晃史さん個展

岐阜県各務原市在住の油彩画家、奥村晃史さん(54)の個展「スーパーマイルド」が、岐阜市明徳町のギャラリー水無月で開かれている。奥村さんは、ヤギやヒツジなど身近な動物の写実的な姿に装飾を施した不思議な世界観の作品で知られ、国内外で個展を開催してきた。また、昨年10月には岐阜市のOKBふれあい会館内に新設された「よはく美術館」で、若手画家の個展を監修するなど、活動の幅を広げている。

今回の個展では、新作を中心に18点を出品。世の中が力による「ワイルド」な過去から、理性的な「マイルド」な現代へと進化する様子を表現している。メイン作品「Speed Star」は、スーパーカー「ランボルギーニ・カウンタック」の上に、今にも跳びはねそうなウサギがちょこんと乗っている。奥村さんは「世界はだんだんとマイルドになっているが、紛争が絶えず、ワイルドとマイルドが交錯している。黒い車体は現代のワイルドで暴力的な象徴で、ウサギはマイルドを超える将来のスーパーマイルドな時代を暗示した」と話す。

個展は7日まで、入場無料。また、奥村さんの作品は、動物の姿を通して時代の変化を描くことで、鑑賞者に深い思索を促す。例えば、ヤギの作品は、その穏やかな表情と装飾のコントラストで、現代社会の矛盾を浮き彫りにしている。ヒツジの群れを描いた作品では、個と全体の関係性を問いかける。これらの作品は、単なる動物画を超え、人間社会の本質に迫るメッセージ性を持っている。

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奥村さんは、今後も「スーパーマイルド」のテーマを追求し、新たな表現に挑戦する意向だ。地域のアートシーンを牽引する存在として、今後の活動が注目される。個展は、岐阜市の中心部に位置するギャラリー水無月で、アクセスも良好。ぜひ足を運んで、奥村さんの描く不思議で魅力的な世界を体感してほしい。

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