北海道旭川市の旭山動物園に勤務する飼育員の市職員、鈴木達也容疑者(33)が、自宅で妻を殺害したとして殺人容疑で再逮捕された事件で、鈴木容疑者が「妻に異性関係を疑われた」という趣旨の供述をしていることが23日、道警への取材で明らかになった。鈴木容疑者は死体損壊罪で既に起訴されており、新たに殺人容疑でも追及されることとなった。
事件の経緯と容疑者の供述
道警によると、鈴木容疑者は「妻に異性関係を疑われ、そのことに対する不満があった」と供述しているという。殺害に至る具体的な動機について、警察はさらに詳しい事情を調べている。また、鈴木容疑者は妻からの要求に不満を抱いていたことも併せて供述しており、日ごろの夫婦関係に何らかのトラブルがあった可能性が示唆されている。
再逮捕容疑は、3月31日午後6時半ごろから午後8時35分ごろまでの間に、自宅で妻の由衣さん(当時33歳)を殺害したというもの。鈴木容疑者は「ロープで首を絞めて殺した」と容疑を認めており、犯行の手口についても具体的に説明している。
職場から妻のスマートフォンが見つかる
事件に関連して、鈴木容疑者の職場だった旭山動物園内の「ぺんぎん館」の従業員用部屋から、妻のものとみられるスマートフォンが見つかったことも新たに判明した。スマートフォンは壊れた状態で発見され、鈴木容疑者は「自分が壊した」と話しているという。警察は、スマートフォンが事件にどのように関与しているのか、また壊した意図についても慎重に捜査を進めている。
道警はこれに先立ち、4月30日に鈴木容疑者を死体損壊容疑で逮捕。由衣さんの遺体を園内に運び、焼却したとされている。旭川地検は今月21日、死体損壊罪で鈴木容疑者を起訴しており、殺人罪との併合審理が行われる見通しだ。
旭山動物園は事件を受けてコメントを発表しておらず、今後の対応が注目される。地域住民からは衝撃と悲しみの声が上がっている。



