宮内庁は22日、天皇、皇后両陛下が愛媛県砥部町の県立とべ動物園を17日に視察された際の写真を公開した。公開された写真には、国内で人工哺育され、現在26歳となったホッキョクグマの「ピース」と一緒に笑顔で記念撮影される両陛下の姿が収められている。左には飼育員の高市敦広さんも写っている。
両陛下、ピースとの対面を熱望
側近によると、両陛下は高市さんとその家族がピースを育てる様子をテレビ番組でご覧になり、以来ピースに会いたいと願っておられたという。視察では、高市さんから当時の人工哺育の苦労やピースの現在の健康状態について説明を受け、間近で愛くるしい姿をご覧になり、大変喜ばれた。
皇后さま「ピースに会うのが夢でした」
懇談の中で、皇后さまは高市さんに対し「ピースに会うのが夢でした」と語られた。高市さんはその言葉に感動した様子で、両陛下の温かいお人柄が伝わってきたと話している。
絶滅危惧種のオランウータンも紹介
また、宮内庁は絶滅の危機にあるオランウータンの共同保護のため、インドネシアから来園した「ジェニファー」と両陛下が一緒に写る写真も公開した。両陛下は動物園の取り組みに関心を示され、職員と意見交換を行われた。
とべ動物園は、人工哺育の先駆けとして知られるピースの存在で全国的に有名であり、今回の両陛下の訪問は動物園関係者にとって大きな励みとなった。



