静岡地裁、伊東市前市長の卒業証書偽造事件で公判前整理手続きを決定
静岡地裁、伊東市前市長の公判前整理手続きを決定

静岡地裁は18日付で、東洋大学の卒業証書を偽造したとして在宅起訴された静岡県伊東市の前市長・田久保真紀被告(56)について、公判前整理手続きの実施を決定した。地裁への取材で明らかになった。手続きの具体的な日程は未定とされている。

公判前整理手続きとは

公判前整理手続きは、初公判を迎える前に裁判所、検察、被告側の弁護士が一堂に会し、事件の争点や証拠を整理し、公判の進行スケジュールを決定するための制度である。この手続きを経ることで、初公判から判決宣告までは集中的な日程で審理が進むことになるが、その反面、初公判が開かれるまでには通常よりも長い時間を要する見通しである。

被告側の狙い

関係者によると、今回の公判前整理手続きの実施は被告側が求めたものである。被告側としては、検察が持つ事件の見立てや証拠の内容を事前に把握する狙いがあるとみられている。

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事件の概要

田久保被告は、インターネットを通じて発注した偽の学長や関係者の印鑑を押印し、東洋大学の卒業証書を偽造した。さらに、偽造した卒業証書を市議会議長らに提示したほか、昨年8月に開催された市議会の調査特別委員会(百条委員会)において虚偽の陳述を行ったとして、有印私文書偽造・同行使および地方自治法違反の罪で、今年3月に在宅起訴されている。起訴前に行われた県警の任意聴取に対しては、被告は犯罪の成立を否定していた。

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