磐越道バス事故、生徒が「死ぬかも」と保護者に送信 直前に動画撮影
磐越道バス事故、生徒が「死ぬかも」と保護者に送信

福島県郡山市の磐越自動車道で発生したマイクロバスの事故で、乗車していた北越高校(新潟市)の生徒が、運転手の運転に身の危険を感じ、保護者に「死ぬかも」という趣旨のメッセージを送信していたことが12日、捜査関係者への取材で明らかになった。この生徒は事故の直前に動画も撮影しており、福島県警は衝突前の走行状況を裏付ける重要な物証となる可能性があるとみて調べている。

6日に起きた事故では、バスに乗っていた稲垣尋斗さん(17)が中央分離帯を越え、対向車線に投げ出されて死亡。生徒5人が骨折などの重傷を負った。自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で逮捕された無職若山哲夫容疑者(68)=新潟県胎内市=は容疑を認め、「スピードを出しすぎていた」などと供述しているという。捜査関係者によると、若山容疑者は居眠り運転は否定し、「体調と運転に不安はなかった」と話しているという。

事故では、バスが道路脇の緩やかなカーブを曲がりきれずに衝突したとみられる。生徒のメッセージや動画は、事故直前の異常な走行状況を裏付ける証拠となる可能性がある。県警は、若山容疑者の運転がどの程度危険だったのか、詳しく分析を進めている。

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