福岡市動物園で飼育されていた国内最高齢のアムールトラのオス「カイ」(20歳)が4日、死亡した。同園は5日から18日まで、トラの獣舎の前に献花台を設置する予定である。
カイの生涯
カイは2006年5月に静岡市の動物園で生まれ、翌年に福岡市動物園にやってきた。今年2月ごろから急激に食欲が落ち、体力も低下したため、3月から通常の展示を中止し、バックヤードで静養していた。
復帰と最期
食欲が戻ったことから、5月25日から展示スペースに戻されたが、今月4日に倒れて動かなくなっているところを飼育員が発見。午前10時ごろに獣医師が死亡を確認した。死因は老衰とみられる。
国内最高齢の更新
カイの死亡により、福岡市動物園にはオスの「ヒューイ」1頭だけとなった。また、周南市徳山動物園(山口県)によると、同園で飼育する18歳のメスの「ミルル」が新たに国内最高齢となった。
アムールトラについて
アムールトラはロシア、中国、モンゴルを流れるアムール川流域に生息する、ネコ科で最大の動物である。密猟や森林破壊による餌不足などにより、絶滅危惧種に指定されている。



