元寇沈没船で墨書きの木板発見、乗員向け掲示物か 長崎
元寇沈没船で墨書きの木板発見、乗員向け掲示物か

長崎県松浦市は30日までに、同市の鷹島沖の海底で発見され、2024年に元寇の船と確認された沈没船の船底で、元(モンゴル帝国)の年号などが墨書きされた木板が見つかったと発表した。

3隻目の沈没船調査で発見

鷹島沖では元寇の沈没船が2011年以降に3隻見つかっており、今回は3隻目を調査中だった。判読できた墨書の一部の内容から、船員らに向けて船内に掲示された告示文などだった可能性があり、「画期的な発見」としている。

木板の特徴

木板は2024年に見つかり、縦12.0センチ、横25.2センチ、厚さ0.9センチ。上部に二つの穴が開けられ、船内にくぎで打ち付けていたことなどが考えられるという。

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墨書の解読

複数行に及ぶ墨書の多くは明確には残っておらず、全面的な解読はできなかった。赤外線撮影をすると、最終行に、元の年号である「至元十二年」もしくは「至元十三年」と書かれていることが確認された。

至元12年は元軍の1度目の襲来である「文永の役」(1274年)の翌年に当たり、木板は、軍船とみられる沈没船に設置されたものと理解できるとした。

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