旧ソ連(現ウクライナ)のチョルノービリ(チェルノブイリ)原発事故から40年を迎えた26日、原水爆禁止広島県協議会(県原水禁)と県平和運動センターは、広島市の平和記念公園で脱原発を訴える座り込みを行った。参加者らは「核と人類は共存できない」と記した横断幕を掲げ、約30分間にわたり静かに抗議の意思を示した。
原発事故の記憶を風化させない
県原水禁の金子哲夫代表委員は、事故の教訓を忘れないよう強く訴えた。「多くの人々が犠牲となった事実を決して風化させてはならない」と述べ、原発の危険性を改めて強調した。また、広島県原爆被害者団体協議会の箕牧智之理事長は、「この事故は原子力の平和利用が不可能であることを証明している。一度事故が起これば、取り返しのつかない深刻な結果を招く」と警鐘を鳴らした。
反原発のアピール文を採択
集会では、原発の再稼働や新増設、さらに東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出に強く反対するアピール文が採択された。このアピール文は、高市早苗首相宛てに送付される予定である。参加者たちは、政府のエネルギー政策に疑問を呈し、持続可能で安全な社会の実現を求めた。
今回の行動は、チェルノブイリ事故から40年という節目に行われ、原発のリスクを再認識させるものとなった。広島の地から、核兵器と原発のない世界を目指す声が改めて発信された。



