鹿児島県大崎町で1979年に男性の遺体が見つかった「大崎事件」で、殺人罪などで服役し、現在第5次再審請求中の原口アヤ子さん(98)の弁護団が23日、鹿児島市で記者会見を開いた。国会で議論が進む再審制度の見直しについて、弁護団共同代表の鴨志田祐美弁護士は「検察抗告が全面禁止されなければ、原口さんの存命中の再審無罪はありえない」と強く訴えた。
これまでに第1次の鹿児島地裁、第3次の地裁と福岡高裁宮崎支部で再審開始決定が出たが、いずれも検察側の抗告により上級審で覆されている。鴨志田弁護士は原口さんが98歳と高齢であることを踏まえ、「大崎事件は抗告禁止の必要性を最も切実に示している事件だ」と強調した。
第5次再審請求の現状
第5次再審請求は今年1月に鹿児島地裁に申し立てられており、現在審理中だ。弁護団は、検察抗告制度が全面禁止されれば、早期に再審無罪が実現する可能性があると主張している。
再審制度見直しの議論
国会では再審制度の見直しが進められており、検察抗告の制限が焦点の一つとなっている。弁護団は、今回の訴えを通じて制度改正の重要性を改めて示した。



