世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者を親に持つ「2世」が23日、教団の清算手続きに関する情報共有を目的とした団体「統一教会2世清算連絡会」を設立した。東京都内で記者会見を開いた呼びかけ人の野浪行彦さん(通称、30代)は、債権の申告期間が1年しかないことに触れ、「2世は自身の被害を認識するのに時間がかかる。申告しなければ被害がなかったことになる」と訴えた。
東京高裁は3月、教団に解散を命じ、清算手続きが開始された。清算人は、教団に対して債権を持つ人に対し、5月20日から1年以内に申告するよう求めている。この期間内に申告しなければ、債権は消滅する可能性がある。
野浪さんは、2世の中には幼少期から教団の影響下で育ち、自身の被害に気づかないケースが多いと指摘。申告手続きの複雑さや心理的負担も考慮し、期間延長や周知徹底が必要だと主張した。
団体は今後、2世同士の情報交換や弁護士相談の機会を提供する予定で、被害者が適切に債権申告できるよう支援する方針だ。



