「消えた金塊」被害の上場企業、臨時株主総会で経営陣刷新 責任追及は継続
「消えた金塊」被害の上場企業、臨時株主総会で経営陣刷新

昨秋の金塊取引で13億円超が支払われないトラブルに見舞われた東証スタンダード上場企業のunbanked(アンバンク)は5日、東京都内で臨時株主総会を開いた。役員選任をめぐり対立していた大株主は株主提案を取り下げ、会社側の役員選任議案が可決された。金塊を持ち去られた責任の追及は今後も継続される見通しだ。

経営陣の大幅刷新

unbankedの社長は安達哲也氏から胡燕(こえん)氏に交代する。役員はこれまでの5人から9人に増員され、安達氏を除く全員が新たな顔ぶれとなった。これにより、経営体制は全面的に一新されることになる。

大株主の対応

臨時総会は大株主である「Akatsuki Capital Works」(アカツキ社)が請求し、独自の役員候補を提案していた。しかし、総会直前に株主提案を撤回。unbankedを通じて「経営体制の再構築が図られ、内部管理体制の整備やガバナンス機能の向上が期待できる」とのコメントを発表した。

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一方、会社側はアカツキ社が不正な金塊取引に関与したとして、すでに損害賠償請求訴訟を提起している。今回の株主提案撤回は、訴訟の行方に影響を与える可能性もある。

金塊取引の経緯

unbankedは昨年7月、大株主となったアカツキ社から派遣された担当者の提案で金塊取引を開始。金塊の仕入れ先と販売先を紹介され、転売取引を27回実施した。しかし、最後の2回の取引で代金が支払われない事態に発展。同社は13億円超の損失を被ったとしている。

同社は今回の総会で経営陣を刷新し、再発防止と信頼回復を目指す。しかし、金塊消失の真相解明や責任追及は引き続き行われる見通しで、今後の動向が注目される。

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