警察や検事名乗る詐欺、体験ゲームで防止 高松地検がAI活用し公開
警察や検事名乗る詐欺、体験ゲームで防止 高松地検がAI活用

警察官や検事を名乗る電話による詐欺被害を防ぐため、高松地検は手口を体験できる物語形式のゲーム「詐欺防止啓発ノベル」をホームページで公開した。職員がストーリーのアイデアを出し合い、文章構成やイラストに生成人工知能(AI)を活用し、約2カ月で完成させた。

ゲームの内容と特徴

このゲームは、高松地検の特殊詐欺防止啓発特設ページに掲載されている。主人公のスマートフォンに、末尾が「0110」の番号から電話がかかってくる場面からスタートする。プレイヤーは「出る」「出ない」といった選択肢を選び、その行動によって結末が異なるマルチエンディング方式を採用。詐欺の手口をわかりやすく学べるよう、ゲーム内のSNSでの会話部分に特にこだわったという。

制作の背景と期待

制作した浜渦龍一広報官は「プレーした若い世代が家族に話すことで、幅広い層に使ってもらえれば」と期待を込める。警察庁のまとめによると、全国の「ニセ警察詐欺」の認知件数(暫定値)は令和7年で1万936件、被害額は約985億4千万円に上り、深刻な社会問題となっている。高松地検は、このゲームを通じて被害防止につなげたい考えだ。

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