文化庁は2026年4月30日、名作「あしたのジョー」で知られる漫画家ちばてつやさんから提供を受けた原画など、総計7万点を超える資料を借り受け、保管を開始したと発表しました。これは、日本が世界に誇る漫画やアニメの資料保存・活用拠点として国が整備する「メディア芸術ナショナルセンター」(仮称)構想の一環です。今後、この資料を基に、適切な保存環境やデジタル化の在り方に関する調査研究が進められます。
借り受けた資料には、原画や下書きに当たる「ネーム」など、ちばさんが保管する全ての資料が含まれています。ちばさんは「1ページ1ページ、ひとコマひとコマに制作当時の苦しみや人生が詰まっている。日本のマンガ界にとって意義のある利活用がなされることを切に願っている」とのメッセージを公表しました。
この取り組みは、日本の漫画文化を後世に伝える重要な一歩と期待されています。文化庁は今後、資料のデジタル化や保存方法の研究を進め、将来的には一般公開も視野に入れているとみられます。



